プレスリリース
電子書籍データ保存事業『電書連・機関リポジトリ』稼働開始へ
一般社団法人デジタル出版者連盟(電書連)は、電子書籍データの保存事業を開始いたします。本事業は、加盟社の電子書籍データを、出版業界団体である電書連自らが責任をもって保存・管理を行うことで、多様な出版文化を維持・継続していくためのものです。電書連では、この電子書籍データの保存事業のための『電書連・機関リポジトリ』を新たに構築して、2022年5月より『電書連・機関リポジトリ』のサーバー稼働を開始いたしました。
■プレスリリース全文:電子書籍データ保存事業『電書連・機関リポジトリ』稼働開始
国立国会図書館による電子書籍・電子雑誌収集実証実験事業の開始について
一般社団法人日本電子書籍出版社協会(電書協)は、国立国会図書館による電子書籍・電子雑誌収集実証実験事業を受託して12月1日(火)より国立国会図書館で開始いたします。
本事業では、委託先のサーバーから送信される電子書籍・電子雑誌を国立国会図書館施設(東京本館・関西館)内の特定端末から来館利用者が閲覧することができます。
■プレスリリース全文:国立国会図書館による電子書籍・電子雑誌収集実証実験事業の開始について
「電書協 EPUB 3 制作ガイド ver.1.1」を公開
国際的な電子書籍フォーマットであるEPUB 3の日本での普及に向け、日本電子書籍出版社協会(以下「電書協」)ではすでにEPUB 3のリフロー型の制作ガイドを公開しています。しかし、リフロー型で表現できるのは主に文芸書であり、一般書の写真や図版が多い本などは表現できないため、これらに対応した固定レイアウト型のEPUB 3制作ガイドが待ち望まれてきました。また、固定レイアウトに対応することにより、これまで日本の電子書籍市場の拡大を牽引してきたコミックもEPUB 3での表現が可能になります。
電書協とデジタルコミック協議会は、こうした写真や図版の多い本やコミック電子化のニーズに応えるため、協議を重ねて固定レイアウト型に対応したEPUB 3の制作ガイドを共同制作し、以下の通り公開いたしました。
■プレスリリース全文:
「電書協 EPUB 3 制作ガイド ver.1.1」を公開(公開終了)
■「電書協 EPUB 3 制作ガイド ver.1.1」一式ダウンロード:
電書協 EPUB 3 制作ガイド ver.1.1(公開終了)
「電書協 EPUB 3 制作ガイド ver.1.0」を公開
電子書籍における国際的な電子書籍フォーマットであるEPUBは、すでに日本でも実用化に向けてさまざまな取り組みが進められ、有力な電子書籍フォーマットのひとつになりつつあります。しかし一方で、ビューワーごとに表示のされ方が異なり、また、EPUB 3を制作する際の方法が複数あるため、いまだ出版社が積極的な制作に取り組みづらい状況にあります。また、出版社のEPUB 3に関する意向が統一されていないことから、ビューワーや読書端末の迅速な開発も妨げられているとも考えられます。 当協会はEPUB 3制作の方向性を示すことでこれらの問題を解消するため、電書協加盟社に向けて、一般書のEPUB 3を制作する際のガイドを作成いたしました。
■プレスリリース全文:
「電書協 EPUB 3 制作ガイド ver.1.0」を公開(公開終了)
■「電書協 EPUB 3 制作ガイド ver.1.0」一式ダウンロード:
電書協 EPUB 3 制作ガイド ver.1.0(公開終了)
「EPUB 3.0日本語組版要望表」について
当協会では、EPUB 3に対する調査を目的に、昨年暮にワーキンググループ(EPUBビューア検証チーム)を立ち上げました。このチームの活動の過程で、EPUB 3には日本語の組版表現上足りていない点があることや、コンテンツの見え方を決定するビューア側の仕様によっても意図どおりに表示できない等の可能性があることが判ってまいりました。
こうした状況を受け、当協会では会員社に対し、「EPUBビューア組版項目の優先順位」に関するアンケートを実施、EPUBビューア上で出版社が必要とする日本語組版の要素項目を詳しく調査することといたしました。
このたび、この集計結果を「EPUB 3.0日本語組版要望表」としてまとめ、より汎用性の高いEPUB 3を普及することを目的に公表いたします。要望表の設問項目中に用いられている組版項目の内容や実例を説明した「組版表現説明書」も付しておりますので、併せてご覧ください。
■プレスリリース全文:「EPUB 3.0日本語組版要望表」を公表
■組版表現説明書:組版表現説明書
■EPUB 3.0日本語組版要望表:EPUB 3.0日本語組版要望表
「出版広報センター」創設について
日本書籍出版協会、日本雑誌協会、日本電子書籍出版社協会、日本出版インフラセンターは、このたび、以下の通り出版広報センターを設立し、5月16日に第一回会合を開催しました
■プレスリリース全文:「出版広報センター」創設について
android端末向け電子書籍購読アプリを無料で提供
一般社団法人日本電子書籍出版社協会(以下、「電書協」)は、直営電子書店「電子文庫パブリ」(http://www.paburi.com/)で販売する電子書籍をandroid端末で閲覧できる電子書籍購読アプリをAndroid Marketにて無料で提供いたします。 このアプリは、「電書協」加盟出版社が提供する豊富な作品をXMDF形式とドットブック形式の2つのフォーマットで楽しむことができます。
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EPUBビューア検証チームを発足
既に様々なフォーマット(データ形式)の存在する電子書籍ですが、本年10月、IDPF(International Digital Publishing Forum)により本格的に多国語対応したEPUB 3.0の仕様が承認され、国内でも今後有力なフォーマットの一つになると予想されています。EPUBの採用を公言するビューアメーカー、電子書籍書店も次々登場し、各ビューアメーカーもEPUB用ビューアの開発を積極的に進めています。しかしながら、あるビューアではEPUB 3.0の仕様書に定義されているのにもかかわらず特定のタグを解釈できず、他のビューアではプログラム側の仕様外の拡張のため、出版社が想定した書籍の表示が崩れる危険性がある、など、書籍の表示がEPUBの仕様ではなく、それぞれのビューアごとの仕様に依存する割合が少なくないこと、同じデータにも関わらずビューアによって表示に違いが表れる危険性を孕んでいることが明らかになってきました。 そこで電書協では、フォーマット&リーダー委員会、「電子文庫パブリ」運営委員会など従来から常時設置している4委員会とは別に、集中審議を行う特別チームとして、協会内にEPUBビューア検証チームを発足させました。
■プレスリリース全文:epub検証チーム発足